CICF EXPO 2016に行ってきた

2016年10月1日〜5日にわたり、中国広州にて一般公開されたCICF EXPO(中国国际漫画节)に行ってきました。

私のお目め当ては、3日に開催された「ラブライブ!サンシャイン!!」に登場するスクールアイドル「Aqours」によるステージイベント。今回は黒澤ダイヤ役の小宮有紗さん、渡辺曜役の斉藤朱夏さん、津島善子ヨハネ役の小林愛香さんの3名が出演となりました。こちらのイベントを中心に、当日のCICF EXPOについてのレポートを書き残しておきたいと思います。間違ってるところもあるかもしれませんがお許しを。

残念ながら写真はいまいち写りが悪いのですが、会場内の大混雑と暗さと私の力量不足のためなので、雰囲気が分かる程度の参考資料という事で・・・。

開場前

開場時間は午前9時。私は7時半頃に会場となる保利世博展览中心に到着しましたが、待機行列が形成される地下1階(琶洲駅C出口から直通するフロア)にはすでに大勢の人たちが待機していました。

こちらは会場となる入場前の第一関門、金属探知機によるセキュリティチェックのゲート前の様子。早朝から駆けつけ待機している気合の入った人たちですが、ラブライバーがとても多い!いろんなグッズを身にまとったその姿は日本の国内イベントと全く変わりません(笑)。

セキュリティチェックはゲートによる金属探知機と、手荷物をX線検査機のような装置(具体的に何をしているかは不明)に通すもので、空港での保安検査並みの体制でした。

ちなみにTwitterで知り合った香港の方と現地でお会いする予定だったのですが、なんとこちらで遭遇に成功。手に持っていたサンシャインのセブンイレブンコンビニ袋と、その袋に入れていたのっぽパン(広州に移動する前日に沼津まで行って買って来たもの)が目印として活躍してくれました。わざわざ中国まで持って来た甲斐があった(笑)。おみやげとしてサンシャイン柄の塩キャラメル味を1本差し上げたのですが、大変喜んでいただけました!

そして開場30分前となる8時半頃、列前方で歓声が上がったと思ったらセキュリティチェックが開始された模様。4箇所ある検査場を抜けると長い階段が待ち構えているのですが、検査が終わった人がみんなものすごい勢いで階段を昇る!国内イベントではほぼ会場内を走ることは禁止されているので、この光景にはカルチャーショックを受けました・・・

しばらく待ったのち、私も無事セキュリティチェックを通過し、長い階段を昇る。そのあとはまた長いスロープ。

エレベーターやエスカレーターで捌けないくらいの人が集まるイベントではバックヤードを待機や通路に使うのはコミケと同じですね。

そしてようやく着いたのは会場入り口ではなくチケット売り場。もうこのチケット売り場だけでめちゃくちゃ広い。どんだけ人が集まるんだこのイベント・・・。待機列はさらにこちらで前売りや電子チケットを持っているなどと分かれますが、私は当日券(お値段は50元)購入組なので、チケット販売ブースのある一番右側の列へ。その後もどんどんダッシュしてくる人で後ろの待機列が長くなっていきます・・・

しばし待機後、当日券組も販売が開始され、さらにここでも全力でダッシュする周囲の波に押されながら入場ゲートへ向かったのでした。

入場→ラブライブ!ブースへ

そしてようやく会場が位置する4階の5号館・6号館に到着。まずはすぐさまラブライブ!ブースを探します。途中には角川の中国現地法人のブースもあり、ここにもラブライブ!が掲示されています。

そしてラブライブ!ブースを発見。全周にわたってサンシャインが推されてます。日本から離れた異国の地でサンシャインに出会えるのは結構感動しますね。

待機列スペースは、会場してすぐにこれだけ埋まってました。中国での人気が感じられて嬉しかったですね!

私も待機列に並び、物販ブースへ。しかし、事前に販売告知のあった各メンバーの旗(多分日本未発売)、缶バッジ(海外イベント限定バージョン)、その他タペストリーやうちわの中文版のものはほとんど売り切れ。

もちろん今日開催のAqoursキャスト3名によるお渡し会チケット(250元以上の買い物で開催初日から先着順に配布)もとっくに無し。イベントの柵内のお土産付き有料席は発売開始後に即完売していたので、お渡し会だけでも参加できれば・・・と思ってたのですが、これは非常に残念でした。今回、中国でのラブライブ!人気がかなり高いという事が分かったので、次回こそは!!

ちなみに入手できたのは、なんとか残っていた紙袋とクリアファイル(いずれもタイトル表記は中文版)のみでした。

無料で配布されていたパンフレットもこのとおり中文。

スクフェスブース

続いてはスクフェスブース。Aqoursも

もちろんμ'sもいます。

ブース内の試遊コーナーも賑わってました。

さらに、ブース前のステージではスクフェス大会も(公式側が事前に出場者を募集していました)。

こちらもブレード勢が参戦。「演唱会成功」(日本語版では「ライブ成功」の表示部分です)のたびに出場者に声援を送っていました。

ブースの近くではこんな看板を持った人も。Aqours御一行だけではなく私も歓迎された気分になってしまったのでのっぽパンを差し上げました(笑)。

その他会場内の様子

Aqoursのステージまではまだ時間があるので会場内をいろいろと見物。ラブライブ!以外にも日本から多数の企業・作品が参加していました。

グッドスマイルカンパニーのブースではフィギュア展示が中心。

みな熱心に観察していました。

日本でも10月から始まったアニメ「アイドルメモリーズ」のブースも早速展開。ひょっとしてこういった展示会に大々的にブースを出店するのも、国内を差し置いて中国が最初なのでは・・・

ブースにいたコスプレイヤーさんも撮影されまくりで大人気でした。

角川ブースではラブライブ!のsid、ソードアートオンラインや氷菓などのライトノベルが売られてました。当然ながらいずれも中文版です。

Aqoursステージ

Aqoursのステージ開始時間は14時30分。会場内で最も大きな「主舞台」で行われます。前のステージイベントが終わった13時ぐらいに有料席を取り囲む柵の外に陣取ったのですが、すでに多数の人たちが待機していました。というか、入場開始後にステージの場所確認のために立ち寄った時から、見るからにAqours目当てと思われる人たちが多数待機していましたが(笑)。

これは1時間ほど前の撮影禁止の掲示が出る前に撮影した主舞台の様子。

柵の中は広く余裕がありますが、その外は黒山の人だかりに・・・

開始時間を1時間切った頃、突如としてラブライブ!関連のCMがステージ裏の巨大なスクリーンに流れ出します。最初にサンシャインの動画が出た時は会場全体が沸き上がるような大絶叫。楽曲に合わせてブレードを振りながらコールを大絶叫。もうこの光景を見ただけで、普段なかなかAqoursに会う事ができないであろう中国のラブライバーたちが興奮の絶頂に達しているのを感じました。

しばらくすると、会場スタッフがステージ上にイスや机を並べる作業が。これを見ただけで会場が大盛り上がり。「Aqoursに会える!!」という観覧席からの興奮ががんがん伝わってきました。

CMはサンシャインだけではなく無印ラブライブ!のもあり、こちらも楽曲に合わせたコールはもちろん日本語で、発声・タイミングなどほぼ完ぺき。もちろん10人目コールも。日本国内の現場と変わらなくて、ここは本当に海外なのかと思ってしまう不思議な感じでした。ちなみに私はキンブレとのっぽパン持ってました(本当はサイリウムが好きなのですが、出国前に発表されたレギュレーションを見ると化学発光系はダメだったので家に置いておきました)。

さて、いよいよ時間になり、Aqoursの3人が登場!ステージ周辺はものすごい興奮で、文字にならないような大絶叫が巻き起こってました。3人は海外イベント恒例の現地語でのごあいさつ。周りの熱気で聞き取れないところもあったのですが、私は小林さん生声での「シャオアイモー!」(小恶魔=リトルデーモン)が聞こえたような気がした?かな?というので満足!もちろんいつもの挨拶コールも「ダイヤッホー!」も「ヨーソロー!」も「オハヨシコー!」も完全に返答。現地ラブライバーの訓練具合が恐ろしい・・・(笑)。

続いて広州の印象や、食べて美味しかったものなどの質問に答えるコーナー。食べたものは餃子などのよくある中華料理から、「鳩!初めて食べた!」という回答も(これは誰が答えたのか記憶があやふや)。ここでもキャストたちが回答を終えるたびに「オー!!」という大歓声、そして通訳後に意味がわかってさらに「オォーー!!!」と大盛り上がり。その熱気たるやすごかったです。

さらに「アニメで印象に残ったシーン」や「自分の演じたキャラクターでかわいいシーン」の質問。キャストたちが回答するたびにそのシーンが後ろのスクリーンに流れるのですが、未熟DREAMERのライブシーンが出るとひときわ大きな大歓声。そしてみんなブレードを振って盛大なコール。やはりみんなこれをやりたかったみたいですね!こちらも日本と全く変わらない応援度合いでした。素晴らしい。

さらに、12話の「0から1へ」のシーン。ここも動画に合わせ、会場全体で息の合った「Aquours!サンシャイン!!」が出現。参加者のほとんどはアニメを熟知しているみたいですね・・・。

ちなみに小林さんが推すヨハネのかわいいシーンは、8話でヨハネが海の深みにはまるシーンとのことでした。

次はイベント恒例のスクフェスチャレンジ!3人で「青空Jumping Heart」(だったかな?)。もちろんここでもコールで大声援。しかしチャレンジ失敗?!(ここは大声援でうまく聞き取れず。後日公式さんのレポートに期待)再チャレンジの交渉をしたものの、残念ならが要望は通らなかったような雰囲気でした・・・

さらに続いて、またまた恒例のスケッチブックを使ったお題と回答のコーナー。最初に出題されたのは「浦の星女学院の校章を描け」というもの。これは難しそう・・・。みんなあやふやながらも、正解を見た後にみかんや富士山が隠れていることに驚いていました(笑)。

スケッチブックの最後のお題。「パンダを描け」。なるほど中国っぽい出題です。これはみんなかわいく(?)描いてたけど、小林さんが一番かわいかった!会場からの声でも一番上手だったのが小林さんとのことで、パンダのぬいぐるみが贈呈されました。めちゃくちゃ喜んでいるご本人もかわいかったです(スケッチブックのお題の回答、あとで公式さんがどっかに載っけてくれないかな〜)。

ということで、Aqoursの舞台もあっという間に終わりの時間に。最新情報やサイン入りポスターの抽選(これは有料席の200人の中から、ということで、柵の外からは盛大なため息が)が終わり、3人のキャストが退場。

そして会場に流れる「ユメ語るよりユメ歌おう」。ここで会場内が大合唱。もちろん日本語で。これには私も感動しました。中国でも本当に愛され、熱いファンから支えられる作品なんだなぁ、と。こんな現地ラブライブ事情がわかっただけでも収穫だと思いました!

最後にキャスト3人が再び登場し、最後のご挨拶。小林さんもユメユメ大合唱に感動したとのことでした。こんなファンたちがいる中国、「今度は9人で」の約束、ぜひ果たしてほしいです!(その時はまた私もいきます!)。

注: とある掲示板に投稿されたレポートに似ている気がしますが、あれを投稿したのは私です・・・

再びラブライブ!ブースに

午前中はブースに不在だったダイヤ、曜、ヨハネ。

それがキャストのサイン入りで帰ってきました!

実は移動中に遭遇し、偶然ヨハネちゃんの後ろを見る事ができました。小林さん恒例の後ろのメッセージです。広州のリトルデーモン大歓喜ですね!

まとめ

ということで、海外イベントは初めてでしたが非常に楽しめました!いろいろ日本と違っているところはあっても、ファンたちの熱い情熱は変わりないと分かったのは良かったです。

正直なところ、ここまで中国でラブライブ!サンシャイン!!が人気だとは思ってなかったんです。だから、物販はもちろん、お渡し会チケットも開会3日目だけどもしかしたら手に入るかなーなんて余裕ぶってましたが、この通り。でも、日本の外にもこんなに熱心なファンがいて愛されてる作品なんだと現地で肌身で感じてとても嬉しかったです。こんな経験ができたのも、ラブライブ!サンシャイン!!のおかげ。この先もずっとひとりのファンとして応援していこうと改めて思ったイベントでした。

おしまい。